EDTA銅キレート錯体は、感染・炎症部位に形成される酸性微小環境を感知し、 生物学的に活性な銅イオンを選択的に放出。抗生物質に依存しない新しい抗菌プラットフォームです。
感染部位特有の酸性環境を「活性化スイッチ」として活用。 正常組織への不要な曝露を最小化しながら、病変部に集中的に抗菌作用を発揮します。
遊離銅イオンは水溶液中で沈殿しやすく不安定ですが、キレート化により長期保存安定性を実現。使用時まで有効成分を維持します。
炎症・感染によって生じる局所酸性化がトリガーとなり、必要な場所でのみ活性化。ドラッグデリバリーシステムの概念を応用した「生物学的誘発型」プラットフォームです。
放出されたCu²⁺は膜破壊・タンパク変性・酸化ストレス誘発・核酸損傷という複数の機序で抗菌効果を発揮。単一標的の抗生物質とは異なり、耐性獲得リスクが低減されます。
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)キレート剤を用いた処方を開発。多様な臨床ニーズへの対応が可能です。
大腸菌(IFO3972)を用いた試験管内実験と、歯周病患者20名を対象とした臨床観察から得られたエビデンス。
1000ppm以上で大腸菌の完全消滅を確認(EDTA-Cu)
EDTA-Cuマウスリンス使用群で「著明な改善」または「改善」を達成
2週間の臨床観察期間中、有害反応の報告ゼロ
| 臨床転帰 | EDTA-Cu (n=10) |
HEDTA-Cu (n=10) |
|---|---|---|
| 著明な改善 | 8名 | 6名 |
| 改善 | 1名 | 2名 |
| 不変 | 1名 | 2名 |
| 悪化 | 0名 | 0名 |
| 有害反応 | 0件 | 0件 |
非抗生物質系の新規抗菌プラットフォームとして、感染症が関与する幅広い医療領域への展開が期待されます。
歯周病・歯周炎病変における抗菌マウスリンスとしての活用。酸性化した歯周ポケット環境での選択的な銅イオン放出が期待されます。
慢性創傷・感染性創傷における局所抗菌療法への応用。創傷床の酸性環境を活用した標的型殺菌が可能です。
医療環境における表面消毒・院内感染予防。広域スペクトル抗菌能を持ち、抗生物質耐性菌にも有効性が期待されます。
抗菌薬耐性(AMR)問題に対応する代替治療戦略。単一標的ではない多機序の作用機序から、耐性獲得リスクを低減します。
ざ瘡・皮膚感染症など皮膚の酸性環境が関与する疾患への局所外用剤としての展開が考えられます。
バイオフィルム形成抑制・抗ウイルス活性・無作為化臨床試験による有効性検証など、今後の研究展開が期待される分野です。
キレート化により遊離銅の沈殿を防止。長期安定した製剤設計が可能です。
感染部位のpH低下が活性化トリガーとなり、不要な全身曝露を回避します。
銅は古来から知られる天然抗菌元素。生体親和性の高さが利点です。
膜・タンパク・核酸への多標的作用により、単一変異による耐性獲得を困難にします。
キレート銅pH応答性抗菌システムの共同研究・技術提携・製品化に関するご相談を承っております。 口腔医療・創傷ケア・感染対策・製薬・医療機器など、幅広い分野からのお問い合わせをお待ちしています。